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Stripeがコンビニ決済に対応してますます便利になる予感しかしない!

ども、どもども。
弊社にオンラインショップの構築などをご相談いただいた際、そのクレジットカード決済手段としてお勧めしている「Stripe」
なんと3月3日に「コンビニ決済」も利用できるようになりました!

日本のEコマース市場では、クレジットカード決済に続き2番めに利用率が高いと言われるコンビニ決済。
クレジットカードでの購入が不安な方や、例えば法人企業でクレジットカードが利用できないなどの事情により現金で支払いたいケースもあることを考えると導入しておきたいところですが、クレジットカードに比べ自前で用意するのはなかなかハードルが高く、導入できずにいたケースもあるんじゃないかと思います。

このコンビニ決済がStripeで利用できるようになったのはすごく嬉しい!
しかも…

  • 全国34,000店以上のコンビニはもちろん「セイコーマート」も利用可能(北海道民、歓喜)
  • 支払い確認がブラウザのみでOK、しかも即時反映
  • 売上の入金も最短4営業日
  • しかも手数料3.6%のみ!(最小金額120円)
  • 弊社製品SKELETON CARTでも簡単にコンビニ決済が利用できる(ようになる)

という嬉しい事だらけ。
そんなわけで、さっそく試してみました!

Table of Contents

ダッシュボードで「コンビニ決済を有効化」

コンビニ決済の利用開始には、まずStripeのダッシュボードで有効化する必要があります。
逆に言うと、有効化するだけで利用できるのはとても手軽ですね。

まずはダッシュボード右上にある「設定」に入ります。

次に「Payments」にある「支払い方法」へ進みます。

支払い方法の中にある「店舗支払い」の項目までスクロールし、右側の「有効にする」をクリックします。

コンビニ決済を導入するにあたって、まずはサポート用のメールアドレスと電話番号、それとサポートの対応時間を設定。

その下に「特定商取引法に基づく表記」のURLを入力するのですが、このURLのドメインはStripeの事業設定で登録しているドメインである必要があるようです。
また、先ほどのサポートメールアドレスや電話番号もこれと同じになっている必要があるようです。
複数のオンラインショップを運営している場合は、ドメイン毎にアカウントを用意しなければならないという感じなのでしょうね。

画面右下の「次へ」で進むと各種確認事項が出てくるので、それらをよく読みチェックを入れ、利用規約を確認して「有効化」をクリック。

すると以下のように「コンビニ決済」が「保留中」という表示になります。

あとはコンビニ決済が利用できるようになるまで待ちましょう!

コンビニ決済を有効化する中で気がついたこと

ここまでの設定と申請を進める中で、2点気が付きました。

アカウントの確認に3〜5週間かかる

先ほどの「コンビニ決済の有効化」の最後に記載があったのですが、ここで有効化しても実際に利用できるようになるまでにはそこそこ時間がかかるようです。

利用規約の中にもありますが、コンビニ決済に関してはStripeと提携する企業も関係してくるので、その審査・確認が必要ということと思います。
さすがにクレジットカード決済のときのように「即時」とは行かないですね。

オンラインショップなどで利用する場合は計画的に進めておく必要がありそうです。

収入印紙の費用負担が発生する場合がある(追記あり)

利用規約を確認していて気がついたのですが、コンビニ決済利用時には「収入印紙」のことも想定しておく必要がありました。(※この件について訂正がありますので、追記をご確認ください!)

クレジットカード決済の場合や銀行振込の場合、その控えが領収書代わりになり収入印紙は不要なのですが、コンビニ決済の場合は「本体価格が5万円を超え、かつ領収証が必要な場合」は、コンビニ側で領収書を発行することになるので印紙代が必要になり、コンビニが立て替えるカタチで後日精算となるようです。
(手数料と同じく差し引かれた分が入金になるのかな?)

コンビニ決済利用時には当たり前のことなのかもしれませんが、ワタシは規約を読んで「あ、そうか!」と思いました(苦笑)
ちなみに収入印紙代は以下のようになっています。
参照: 国税庁|No.7141 印紙税額の一覧表(その2)第5号文書から第20号文書まで

領収書の受取金額 収入印紙の金額
5万円未満 必要なし(非課税)
5万円以上~100万円以下 200円分の収入印紙
100万円を超え200万円以下 400円分の収入印紙
200万円を超え300万円以下 600円分の収入印紙
300万円を超え500万円以下 1,000円分の収入印紙
500万円を超え1,000万円以下 2,000円分の収入印紙

このコンビニ決済と収入印紙の件で、その後にいろいろとわかりました!
以下、追記している部分をご確認ください!

追記① コンビニ決済は30万円までしか利用できない

この記事を公開したあと、たまたまStripeの中の方に聞くことができたのですが、そもそもコンビニ決済では30万円までしか決済することができないため、その意味では収入印紙は200円で固定となることがわかりました。(3月8日追記)

防犯上の理由から、「納付書1枚あたりの金額が30万円を超えているものについては取り扱いを行わない」旨、コンビニエンスストア各社が取り決めを行っています。
福井市役所ウェブサイト

これは知りませんでした(汗)
ちょっと調べるといろいろなウェブサイトで「上限30万円までです」と書かれていますが、こんな理由でそうなっているのは初めて知りました!

追記② 収入印紙代は決済手数料に含まれる

これもStripeの中の人に確認しましたが、実際に領収書が発行された際の印紙代は、売上がダッシュボードに反映される際に手数料と合算して差し引かれるようです。(3月8日追記)

この際、その内訳はダッシュボード内に記載されないとのことなので、経理上内訳を必要とする場合は「決済手数料3.6%+収入印紙代200円」の合計であることを覚えておくと良さそうですね。

上記の決済手数料と収入印紙の件で誤りがありました。
この収入印紙代200円は決済手数料3.6%の中に含まれるため、別途手数料に加算されるものではないそうです!(3月9日追記)

例えば55,000円(税込)をコンビニ決済で支払う際、その領収書には200円の収入印紙が必要となりますが、手数料にこの200円が加算されることはなく、商品・サービスを販売している事業者側の負担はこの手数料のみ、つまりクレジットカード決済の場合もコンビニ決済の場合も一律3.6%の手数料のみになるそうです!

これであれば経理上の内訳についても「支払手数料」のみでOKということになりますね。

実際の利用イメージ

まだコンビニ決済の利用開始になっていないので、以降の画面キャプチャはテストモードでの表示内容になります。

なお、今回はPayments Linksで試しています。
Payments Linksについては以下で説明していますのでご覧ください!

実際に操作してみたい方は以下のリンクで試してみてください。
コンビニでの決済はできませんが、その手前まで確認することができますよ!
https://buy.stripe.com/test_3cs29MerVfCygw08wC

上記のリンクへ進むと以下のような画面になります。

今回は設定していませんが、住所や電話番号を入力してもらうようにしたりもできます。
決済方法に「コンビニ決済」がありますね!

メールアドレスと名前、電話番号を入力して「支払う」をクリックすると以下のように表示されます。

どこのコンビニを利用するかは、ここで決めることができるようです。
上の画像では「セイコーマート」を選択した状態ですが、コンビニによって違いがある支払い手順をこのように記載してくれているので安心です。

申請してみた感想

すごく簡単でした…!
こんな感じで、すでに導入しているクレジットカード決済に加えコンビニ決済も利用できるようになると、導入のハードルが一気に下がります。
これは見逃せない感じですよ!

ちなみにこの記事を書いている最中、Stripeのサポートの方から「申請内容に不備があったよ!」とメールが来ました(汗)
提携先の審査に先立って連絡いただけたようです…!
この辺りの早さもStripeの良さですよねー

まだ利用開始になっていないので、このあとの審査・確認でどのようになるかはわからないのですが、利用開始になるのを楽しみに待つことにします。

利用開始になったら「実際にコンビニで決済してみた」という記事を書こうと思うのでお楽しみに!

追記:4月2日

コンビニ決済の利用申請が承認されました!

にしやま やすふみ

札幌のウェブサイト・ホームページ制作会社 ジャクスタポジションで、代表とディレクターやってます。Movable Typeとラーメン、ザンギ、酒が好き。
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