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Homebrewを使おうとしたら「Git must be installed and in your PATH!」とエラーが出てしまった

ども、どもども。
昨年12月〜今年1月にかけ、いわゆる黒い画面(ターミナル)を使ってOpenSSLのインストールやSSL証明書のCSR作成SSH接続のための鍵ペア作成など「それっぽいこと」をやっていたワタシ。

その後はあまり利用する機会が無かったのですが、今進めているウェブサイト構築で動画のHLS配信をする必要があって、そのために必要となるffmpegをインストールするため、久々に黒い画面を起動しました。
参考にしたのはこちらの記事。

Homebrewなら前回も使ったし問題ないだろう…と思ったのですが、いざやってみるとHomebrewが動きませんでした。
いったいなにが(汗)

調べた結果、最終的に上手く動かせてffmpegもインストールできたので、今回はその原因と対処方法をまとめておこうと思います。(またいつか自分が必要になりそう…)

Table of Contents

Homebrewが動かない…?

ターミナルを起動してHomebrewバージョンを確認。

brew -v

すると以下のように表示されました。

Homebrew >=2.5.0 (shallow or no git repository)
Homebrew/homebrew-core (no git repository)

インストールはされているようですが、気になるメッセージが…
ものは試しとffmpegのインストールに進みます。

brew install ffmpeg
Updating Homebrew...
==> Downloading https://homebrew.bintray.com/bottles/gettext-0.21.big_sur.bottle
︙
中略
︙
Error: The following formula cannot be installed from bottle and must be
built from source.
  git
Install the Command Line Tools:
  xcode-select --install

Error: Git must be installed and in your PATH!
︙
中略
︙
Error: Failed to download resource "aom"
Failure while executing; `git clone --branch v2.0.1 -c advice.detachedHead=false https://aomedia.googlesource.com/aom.git /Users/nishiyama/Library/Caches/Homebrew/aom--git` exited with 1. Here's the output:
You must: brew install git

ffmpegをインストールするためにHomebrewのアップデートから始めたようですが、XcodeコマンドラインツールとGitをインストールしろと促されてエラーになってしまっている?
でも以前は普通にHomebrewが動いていたのになぜ…
こんな感じになってくると、なにがエラーでなにからやればよいのか焦りだします…

Homebrewの診断を受ける

Homebrewには自己診断コマンドがあることを知り、それを試してみます。

brew doctor

出てきた診断結果がこちら

Warning: Git could not be found in your PATH.
Homebrew uses Git for several internal functions, and some formulae use Git
checkouts instead of stable tarballs. You may want to install Git:
  brew install git

Warning: No developer tools installed.
Install the Command Line Tools:
  xcode-select --install


Warning: Your Xcode does not support macOS 11.
It is either outdated or was modified.
Please update your Xcode or delete it if no updates are available.
Xcode can be updated from the App Store.

Gitとデベロッパーツールが入ってないこと、そして今使っているXcodeがmacOS 11に対応していないことがわかりました。
そこでこのメッセージについて調べた結果、こちらのページが参考になりました。

そこでエラー内容にもあるとおり、デベロッパーツールをインストールし直すことに。

デベロッパーツールの再インストール

エラーのなかにもあった以下のコマンドを実行します。

xcode-select --install

すると以下のメッセージが表示され、コマンドライン・デベロッパー・ツールのインストールを要求されました。

xcode-select: note: install requested for command line developer tools

この「インストール」を実行したのですが…

xcode-select: error: command line tools are already installed, use "Software Update" to install updates

コマンドラインツールはすでにインストールされているから、アップデートを実行しろと…
このあたり、ちょっと良くわかりません(汗)

あらためてHomebrewの診断( brew doctor )をしてみると…

Your system is ready to brew.

お?Homebrewが使えるようになってる!
それじゃ次はアップデートをすれば良いのかな?という感じで進みます。

Homebrewのアップデート

なにをしたくてこの作業を始めたのか、だいぶ薄っすらとしてきましたが、引き続きHomebrewのアップデートを試みます。
参考にしたのはこちら

以下のコマンドを実行。

brew update

ここは結構時間がかかったのですが、待っていると以下のメッセージが表示されました。

You have 1 outdated formula installed.
You can upgrade it with brew upgrade
or list it with brew outdated.

そこで次はアップグレードを実行。

brew upgrade

前回インストールしたOpenSSLのことを指していたみたいで、そのアップグレードが実行されました。
次回OpenSSLを利用するときの注意点?のようなものが表示されたので保存しておくことに…(汗)

参考にしたページにあったようにクリーンアップを実行して、古いパッケージ( fomula )を削除。

brew cleanup

あらためてHomebrewのバージョンを確認( brew -v )すると以下のように表示されました。

Homebrew 3.2.10
Homebrew/homebrew-core (git revision f4c82b4111; last commit 2021-09-03)

最初が2.5.0だったので、ジャンプアップした感がすごいですね(汗)

Homebrewでffmpegをインストール!

やっとここまで来た…という感じでインストールを始めます。

brew install ffmpeg

インストールが終わってもそれらしいメッセージは特にでなかったので、一応、fomulaのリストを確認してみることに

brew list

以下がそのリスト

めちゃめちゃ増えてる…
もともとOpenSSLしかなかったのに(汗)

このあと、本来の目的であったffmpegでの動画分割なども問題なく実行できたので、ひとまずOKですね!

ターミナルは怖くない?

本来の目的を果たすために結構遠回りしてしまった感…。
でも今回は時間に余裕もあったので焦らず実行することができました。

これまでも何度かターミナルでいろいろと作業をしてきましたが、その経験が少し役に立っているかも?
次回はffmpegを使ってストリーミング再生をやってみたことをまとめようと思います!

今夜は美味しいビールが飲めそう(笑)

にしやま やすふみ

札幌のウェブサイト・ホームページ制作会社 ジャクスタポジションで、代表とディレクターやってます。Movable Typeとラーメン、ザンギ、酒が好き。
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