Movable Type 7リリースと同時に発表されたMTの新ライセンス体系についてシックス・アパートさんに聞いてみた。
ども、どもども。
私が経営するジャクスタポジションは、シックス・アパート株式会社さんのPro Netに加盟しており、ウェブサイト構築時の多くでMovable Type及び関連製品を導入しています。
そんなMovable Typeですが、先日(4月3日)、ソフトウェア版の次期メジャーバージョンアップとなるMT7とそれに伴い改定されるライセンス体系についてリリースがありました。
このリリースを読んで、弊社クライアントさんや開発パートナーさんから質問が寄せられたり、Twitter上などでもライセンス体系に関する話題が出ていたので、シックス・アパートさんにメールで問い合わせてみました。
ブログ記事への掲載許可をいただきましたので、こちらにそれを転載させていただきます。
※4月7日、質問とその回答を2件追加しました。
お問い合わせいただいた件について、以下、インラインで、ご回答させていただきます。
> Q1. 4月3日以降、MT6(※)のライセンスを購入した場合、MT7正式リリース時に別途ライセンス費用が必要にならないと理解してよいでしょうか。
はい、ご認識の通りとなります。
> Q2. MT7以降のマイナーバージョンアップ(例:7.x→7.xx)にはMT年間メンテナンスが必要になると理解してよいでしょうか。
はい、ご認識の通りとなります。
> Q3. MT年間メンテナンスを未購入の場合、MT7以降の脆弱性対応などセキュリティバグフィックスがあった場合は別途ライセンス費用を新規購入する必要があるのでしょうか?
別途、ライセンスを新規購入していただくか、メンテナンス期限を遡って、MT年間メンテナンスを購入していただくか、どちらかが必要となります。
> Q4. MT年間メンテナンスを購入する場合、メジャーバージョンアップ(例:7→8)時に別途ライセンス費用が必要にならないと理解してよいでしょうか。
はい、ご認識の通りとなります。
> Q5. 現在利用しているサードパーティ製のMT6用プラグインは引き続き利用できるでしょうか。
> 例えば、プラグインの構造そのものが変更になる(UI変更への対応など以外のコア部分)などありますでしょうか。まだ、MT7の内容については、詳しくお話が出来る段階ではないので、明確な回答が難しいのですが、これまでのメジャーバージョンアップの時と同様に、利用できるものと出来ないものが出てくるものと思われます。
> Q6. 今回、ご回答いただいた内容を質問事項もそのままにブログ記事等で一般公開してよいでしょうか。
はい、公開していただいて構いません。
尚、詳しくは以下URLをご確認いただくよう明記しておいていただけると助かります。https://www.sixapart.jp/movabletype/news/2017/04/03-1100.html
ここから追加分(4/7)
> Q7. MT7リリース前にMT6&7ライセンスを購入、MT7へのバージョンアップを行わなかった場合、2019年のMT6EOMまではMT6のマイナーバージョンアップが受けられますか?(セキュリティ・バグフィックス)
はい、受けられます。
> Q8. MT6ユーザーがMT年間メンテナンスを購入する場合、いつまでMT7アップグレードが受けられますか?(MT7リリース前まで?リリース後でも適用される?)
MT7が正式にリリースされる前にMT年間メンテナンスをご購入いただくとMT7の正式リリースから1年後まで受けられます。
MT7が正式にリリースされた後にご購入いただくとご購入から1年後までとなります。
※私の質問の中に「MT6ライセンス」とありましたが、正確には「MT6&7ライセンス」となります。ご指摘いただきありがとうございました!
MT7リリースと新しいライセンス体系の詳細についてはシックス・アパートさんのリリースを御覧ください。
セキュリティバグフィックスなど、マイナーバージョンアップを実施するために「MT年間メンテナンス」が必要になることがこれまでに比べ新しい内容となりますが、それを購入している場合、その後のメジャーバージョンアップに関しては別途ライセンス購入を必要としないことを考えると、例えば3年後に新バージョンがリリースされると仮定して、これまでと費用総額的にはあまり変わらないことになります。
ただ、ユーザー企業やウェブサイト制作会社(特に弊社のようなProNet加盟企業以外)にとって、どのように受け止められるかな?という気もしています。
シックス・アパートさんでは、ソフトウェア版のほか、MTクラウドやMovableType.netなど、サーバーメンテナンス/バージョンアップ不要のサービスも提供されており、案件に応じてどの製品・ライセンスが適しているのかを検討できるので要チェックですよ!
まずは10月に開催予定となっているMTDDC 2017での詳細発表と、ベータ版のリリースを待ってみましょうー。